幼稚園教諭に必要な資格
教育職員免許法（昭和２４年法律第１４７号）による幼稚園教諭免許状を有すること、学校教育法による大学（短期大学を含む）若しくは、教員養成機関を卒業し、幼稚園免許状を取得していること、あるいは、取得する見込みがあること。
現役幼稚園教諭の声
教諭１年目の先生の声
今年から幼稚園で働き始めて一年。子どもたちと過ごす日々は、毎日が新しい発見や、刺激をもらうことばかりです。子どもたちと関わる中で、特にできなかったことができるようになるのを見られるのが嬉しく思います。例えば、排泄が上手くできない子どもに対して、様子をよく見て援助していき、継続して関わったことで少しずつ排泄できるようになっていく姿や、外遊びの中で長縄を自分の目標を決めて毎日頑張ってそれを達成し報告しにきてくれるなど、そのようなことが嬉しく感じ、子どもと一緒に喜べることにも嬉しく思います。このように、何にしても一番は子どもが頑張ったからこその過程であったり、結果であったりだと思うのですが、その小さな一瞬一瞬の出来事に立ち会えていることが、私自身も子どもたちのためにもっと頑張ろうという気持ちになります。
教諭４年目の先生の声
私は幼稚園教諭になり、3年経ちました。私が勤めている園では、土作りから始め、畑を作り、子どもたちと一緒に季節の野菜を植えます。何をするにも子どもたちの表情は生き生きとしており、その場にはさまざまな出来事があります。その場に携わることができ、共に育つ幸せを感じています。初めは何も分からず必死でしたが、今では自分たちで作った野菜を頂くことで、食の大切さを学ぶことができています。何をするにもまず大人がやってみせる一生懸命な姿を見せることで子どもたちの意欲を引き出せることも学びました。日々過ごす中で子どもたちのたくさんの「できるようになった」に出会えることにこの仕事のやり甲斐を感じています。
教諭８年目の先生の声
「先生、今日何するん？」「先生見て！野菜食べたよ！」「先生、なわとび数えて！」子供たちの声は私たちの元気の素。応える声にも笑顔があふれます。活動や遊びを共に楽しみ、生活をする中で、子供たちの成長を感じられる喜びがたくさんあります。「おもちゃとられた」「先生できんよ」そんな声を聞くこともあるでしょう。そんなとき、どうしたらいいかを一緒に考え、お友達に想いを伝えようとする姿や、できないことに取り組み、「できた！」と喜ぶ姿に共感することもできます。その過程には、子供と教員の間に様々なやりとりがあり、工夫や試行錯誤、失敗もあります。家庭での様子を聞いたり、園での様子を伝えたりと、家庭との連携も欠かせません。子供たちとの成長と挫折、失敗さえも、かけがえのない日々として、卒園式の万感の涙に結実します。他に類を見ない有難いお仕事といえます。
教諭約３０年目の先生の声
短大卒業後常勤十年、結婚後、出産・子育て期間の非常勤勤務十九年を挿み、その後また常勤四年目で現在に至っております。日々成長している子どもたちの大切な一日に関わる中で、新たな出会い、気付きなどあり、大きな喜びを感じています。子どもたちの中にいると、子どもの姿や言葉などから学ぶことも多く、自分を整えることができることも喜びの一つです。
若い先生たちとの関わりは、とても勉強になります。若い感性からの気付きや行動から刺激をもらうことも多いと感じます。ベテランと言われる年齢の先輩として、それぞれの先生方が自分の良さを十分発揮できるように働きやすい環境を作っていくことも役割の一つであると感じています。これからもこの仕事に喜びを感じて、日々過ごしていきたいと思います。